【福岡県】3月は「自殺対策強化月間」です。どこに相談すればいいのか知っておきましょう。
「自殺対策基本法」では、例年、月別自殺者数の最も多い3月を「自殺対策強化月間」と定めています。季節の変わり目、年度の変わり目などにより、新生活への不安などがいつもより募りやすい時期でもあります。
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国では、地方公共団体、関係団体などと連携して「誰も自殺に追い込まれることのない社会」の実現に向け、相談事業や啓発活動を実施しています。
福岡県でも、「様々な相談窓口」が設けられています。その中には、新型コロナウイルス感染症に伴う相談窓口もあります。
現在、新型コロナウイルス感染症の拡大に関連した解雇や雇止めが全国的にも増えており、このことが自殺者数の増加の1つの要因となっていると考えられています。福岡県では、2021年1月から、相談者(失業者や生活困窮者など)が利便性の高い場所で相談できるよう、社会福祉協議会や市町村庁舎に精神保健福祉士を派遣し、無料で県民の相談を受ける「こころの健康相談会」を開催しています。
厚生労働省では、新型コロナウイルス感染症の影響による心の悩みについて、SNSでチャット形式での相談を受け付けています。
LINE、Twitter、Facebookでの相談ができます。
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また、福岡市でも自殺予防に関する普及啓発を図るため、3月の自殺対策強化月間にあわせて、自殺予防キャンペーンを実施したり、「講演会や相談会」なども開催されています。
福岡市には、精神保健福祉に関する専門的中核機関として、「あいれふ(福岡市健康づくりサポートセンター)」の3階に「福岡市精神保健福祉センター」があります。こころの健康や病気についての相談、知識の普及、精神障がい者とそのご家族への社会復帰の促進、各関係機関への技術支援などを行っています。
一人で悩まない、悩ませないことが大事ですし、周りで支えている家族や親しい方々もだれかに相談したりできる環境も必要です。社会全体の問題として、自分も周りの大切な人も守っていきたいですね。