【福岡市】30歳女性を対象に、卵子の数を推定するAMH検査が500円で受けられるようになります!

2021年2月16日の福岡市長の会見で、「令和3年度当初予算案について」の発表がありました。

その中で、新年度の大きなチャレンジの新しい取り組み、「プレコンセプションケアの推進」が挙げられました。

女性

※画像はイメージです

■プレコンセプションケアとは?

自分自身の身体についてよく理解して、その上で自分のライフプランについてしっかりと主体的に計画を立てていけるようにすることです。この考えを学校教育の中から取り入れていきたいとのことです。

■具体策としては?

30歳になった女性にAMH(抗ミュラー管ホルモン)検査を500円で受けられるようにするとのこと。(希望者のみ)

■AMHとは?

現在、卵巣にどのくらいの数の卵子が残っているかを推定する卵巣の検査(採血による血液検査)です。卵子の数は生まれた時に原始細胞として、各個人で数が決まっており、月経により数は減っていきます。

卵巣年齢を知る検査としても知られており、主に産婦人科で自費検査(5000〜10000円程度)として不妊治療の際などに用いられています。

■AMH検査の意義とは?

女性の身体は男性とは特有の違いがあります。しかし、女性自身が自分の身体をよく知らなかったり、婦人科へ受診や相談に行きにくかったりと、なかなか「自分の身体を深く知る機会」が少なくなりがちです。その機会の一つとして、AMH検査を受けることで、自分自身について深く知るきっかけになったり、今後のライフプランの選択肢が広がったり、夫婦の家族計画の参考になったりするのではと考えられます。

ライフプラン

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会見の中でも、「アイブイエフ詠田クリニック」の詠田院長が「プレコンセプションケアは、男性にはない、女性の特有の身体的な違いを知ることで、社会活動をしながら、自分らしいライフスタイルを創作していけると思います。」と述べています。

このような制度を活用し、それぞれが自分自身や大切な人の身体について理解して大事にできるようになれば良いですね。

2021/03/03 07:15 2021/03/03 07:15
てりはねこ

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