【福岡市】6月1日は福岡市の「節水の日」!水の大切さを改めて考えましょう。
かつて福岡市は、昭和53年と平成6年と、2度の大渇水に見舞われました。昭和53年の大渇水の際には1日の平均給水制限時間が14時間、給水制限日数は287日間にも及びました。(給水制限開始日は6月1日)
そこで福岡市は独自に、この大渇水を教訓として昭和54年に6月1日を「節水の日」と定めました。(国が定めた「水の日」は8月1日)それ以降、福岡市は、「節水型都市づくり」を目指して、さまざまな節水に関する取り組みを行っています。
そして、福岡市民の節水に対する意識も高く、91.2%もの方が「節水を心がけている」と回答しています。(令和2年度市政アンケート調査より)市政と市民が力を合わせて節水に取り組んでいる都市と言えますね。
もともと福岡市は、地形的に水資源に恵まれず、使用している水の約3分の1を筑後川から導水しており、その他にも効率的な水運用のための取り組みをしています。(福岡市の水源情報)令和3年1月には「五ケ山ダム」が完成し、福岡市の関連ダムで水道などに使える水の容量が1.7倍になりました。また、福岡市東区には「海水淡水化センター(まみずピア)」があります。こちらでは新たな水資源の確保のために、海水を淡水化する事業を行っています。
市の取り組みはもちろん、市民の私たちの取り組みも大切です。近年の小雨化や都市の発展に伴い、さらに水資源は貴重なものとなります。福岡市民の私たち1人が1日にバケツ1杯分を節水すると、1年間で曲渕ダム2個分もの水が節約されます。(約580万㎥)毎日の取り組みこそが大きな水資源になります。今一度、水の大切さについて考えてみましょう。
同時に、災害時の情報についてもしっかり確認しておきましょう!
てりはねこ
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