【福岡市】福岡県産春菊から基準値の180倍以上の農薬が検出され、自主回収が行われています
2020年12月8日、福岡大同青果株式会社は「久留米市農業協同組合(JAくるめ)が出荷した春菊から基準値を超える農薬が検出されたため自主回収を行う」と発表しました。
福岡市食品衛生検査所による残留農薬検査の速報値(12月7日)において、基準値を超える農薬が検出されたとのことです。
報道によりますと、出荷された春菊は、「筑紫次郎の贈りもの」「春菊」「福岡県産」と記載した包装に入っており、7日、8日に販売されています。
12月8日時点では、健康被害の報告はされていませんが、検出された農薬(有機リン系殺虫剤のイソキサチオンを含む3種類)は、体重60kgの人が春菊20グラムを食べた場合、よだれや涙、失禁、嘔吐などの症状、ひどい場合にはけいれんを起こすこともあるといわれていますので、対象品は絶対に召し上がらないように気をつけましょう。
判明している販売店は、福岡市の八百屋で、イトシマヤ(東区貝塚団地)、あかね(城南区東油山)、ヒラノ(博多区諸岡)、松永青果(南区井尻)の4店舗とのことです。他の販売店にもあるかもしれませんので、春菊を購入された方は念のため確認されたほうが良いでしょう。